「コミック百合姫」2017年1月号の『たとえとどかぬ糸だとしても』1話でデビューを果たした新進気鋭の作家。細やかな心情表現を得意とし、『たとえとどかぬ糸だとしても』では同居する義姉に恋心を抱く妹の心情を繊細に描き、好評を博している。
ごくごく平凡な高校生、鳴瀬ウタには、人には言えない秘密があった。 それは、実の兄のお嫁さんである薫瑠に恋をしていること。 決して実らない恋だけど、日々の営みが嬉しくて、 その一方で兄との新婚生活を見ていると胸が張り裂けそうで…。 彼女は心を押し殺す。 そっと心に秘めた恋心が、目を覚まさないように――
©tMnR/一迅社