須崎祐次

1963年 東京で生まれる。日本大学芸術学部を卒業後1988年、New York に渡米する。 N.Y では、写真を中心に、版画、油絵などの作品も手がけ、1992年帰国し、写真作家として 活動を開始するとともに、広告、ファッション、音楽などの写真も始める。

表現の被写体としては、女性を主体とすることが多い。裸婦の時もあれば、纏う時もある。 私にとって重要なことは、どの女性も、完璧ではなく、未成熟であるということだ。

しかし、その中には必ず反対が存在することも重要となる。

幼少の時感じた陰と陽、光と陰は忠実に自分の中に生きている。 お互いの存在があってこそ、お互いが引き立つ事も。 カメラからのぞく被写体は皆、一瞬美しい物ばかりに見えるものである。

しかし,ほんの少しだが、相反する物が、ちらちら顔を出す。

完全な世界ほど,面白くない物はない。不完全であるゆえに、完全が、引き立ってくるのである。 写真とは、そこにリアルな物 ( 実際そこにないと、表現出来ない) が存在するという前提のものの上に成り立つ。 ジャーナリズム、ポートレイトなとがそれである。

しかし、私の写真表現は、リアルな物だが、実際ある物は、本当はリアルな物ではない。 不可視性な写真ということになる。また、リアルでは無いものを、とことんリアルに近づけていく。 私はそういうものにとても興味を引かれ、そして写真という表現を使う。 それらは、私自身を集めた1枚もののフォトモンタージュのようなものである。

Exhibitions

1990 familiar
1992 symmetry
1992 SPIRIT
1994 silence of organs 1994 BooBs

1997 flowers
2008 space
2013 COSPLAY made in Japan 2016 Hole of Human

受賞

Z-gallery ( ニューヨーク ) Mariposa-gallery ( 東京 )

Gadian Garden gallery ( 東京 ) Mariposa-gallery ( 東京 ) East-gallery ( 東京 )
Tokyo-gas gallery ( 東京 ) Saito-gallery ( 札幌 )

Emon Photo Gallery ( 東京 ) Emon Photo Gallery ( 東京 )

1992 ガーディアン・ガーデン・コンペティション 金賞 (東京)
2012 PX3 パリ・フォトアワード 銅賞 “ Creation ”ファインアート・プロフェッショナル部門 (フランス)

2012  IPA インターナショナル・フォトアワード “ Creation” 入賞 (アメリカ)
2013  PX3 パリ・フォトアワード“ 60 trillion cells” 銅賞 ファインアート・プロフェッショナル部門 (フランス)

2013 PX3 パリ・フォトアワード “ COSPLAY made in Japan” 銅賞 写真集 部門 (フランス)
2013 IPA インターナショナル・フォトアワード“ 60 trillion cells ” 入賞 ファインアート部門(アメリカ)
2013 IPA インターナショナル・フォトアワード 銅賞 “ Hair of Human ” ファインアート・ヌード部門 (アメリカ)

出版

2004 Push Me 廣済堂出版

2010  Sweet joshi コスミック出版
2011  Bon bon lolita コスミック出版
2012  Cosplay made in Japan 共同流通出版
2013  でんぱ組 models x 100 Cosplay ファミマ.コム
2014  赤xピンク 芳賀 優里亜 写真集 KADOKAWA

2014 赤xピンク 水崎 綾女 写真集 KADOKAWA

2014  赤xピンク 多田 あさみ 写真集 KADOKAWA
2015  Cosplay-jigadori-bu ギャンビット
2016  Wrap the Boobs 一迅社

2017 もしもうちの猫がかわいい女の子になったら 一迅社
2017 原寸大おっぱい図鑑 一迅社
2017 原寸大おっぱい図鑑 Ecstasy 一迅社
2018 Wrap the Boobs 2 一迅社
2018 My Puni 塚本 舞 写真集 CLEARSTONE
2018 ambiguous 金子 理江 写真集 CLEARSTONE
2018 気だるげな少女 玄光社
2019 原寸大おっぱい図鑑 3D 一迅社

2019 百合写真集 一迅社